マニアック!!!皮膚の構造とは?
2018/12/08
こんにちは!
seiの前田です☆
皮膚の構造についての知識をご紹介します。
表皮
表皮は”角層”→”顆粒層”→”有棘層”→”基底層”の4つの層から形成されている、厚さ約0.2mmの薄い膜です。
”角層”は約0.02mmと非常に薄い膜なのですが、 お肌を乾燥から守る重要な水分保持機能と、外からの刺激物質の侵入を防ぐバリア機能を持っています。
この角層の機能が過度の洗浄や紫外線・さらには加齢などによって低下し、乾燥してバリア機能が正常に働いていない状態が「敏感肌」で、お肌にかゆみを生じやすく、 刺激からも弱くなっています。
シミの原因となるメラニン顆粒を生成するメラノサイト(色素細胞)は、表皮の一番下の「基底層」に存在しています。
メラノサイトが産み出したメラニン顆粒は、同じ基底層にあるケラチノサイト(角化細胞)に取り込まれます。
ケラチノサイトは1日1回ほど分裂しつつ、徐々に基底層から有棘層、顆粒層そして角層へと分化していきます。
最後に角層細胞へと分化したケラチノサイトが、垢となって剥がれ落ちる一連の流れがターンオーバー(お肌の生まれ変わりと呼ばれています。 これが一定の日数で繰りかえされるのが表皮の正常な状態です。
真皮
真皮は表皮よりも下に存在し、表皮に比べて約10倍の2mmほどの厚さがある組織です。
真皮は約70%のコラーゲンと、約20%のエラスチンなどの線維成分、その他ヒアルロン酸、デルマタン硫酸、フィブロネクチンなどの基質成分で構成されています。
各成分は真皮の中にある”真皮線維芽細胞”という細胞によって作り出されます。
転んで擦りむくなどして皮膚を損傷し、真皮にまで傷が到達してしまうと線維芽細胞が増殖し、コラーゲンが過剰に産生されてしまって軽いケロイドである”瘢痕(はんこん)”が形成されます。
コラーゲンが過剰に産生された影響で皮膚が硬くなる皮膚病としては”強皮症”が知られているなど、コラーゲンの過剰な産生は皮膚にとって良いことではありません。
皮下組織
皮下組織は皮膚の3層構造のもっとも下方にある組織で、表皮と真皮を支えています。
多量の脂肪を含んだ組織で、血管・神経・汗腺などを保護しています。
皮下組織の平均的な厚さは、頭部、額、鼻などで約2mmと薄めですが、大部分は4mm~9mmです。
お肌、皮膚の構造はこういった感じになっています。
それぞれ違う作用、はたらきがあります。
日頃から日焼け対策や保湿をして行きましょう。
今からケアをする事で将来も綺麗で格好良くいられます!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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